「どうも、目がコロコロする」と気になっている方。
ご自分の目をよく観察してください。
まつげやまぶたの皮膚が眼球にあたっていませんか?大切な 「目」のこと、是非ご相談ください。
▼逆まつげ? 大人編 ~眼瞼内反症について~▼
なんだか、眼がころころして、時々まつげを抜いたりしてませんか?
単なる「逆まつげ」だと思っていたら、「まぶた」が回転してまくれこみ、
皮膚やまつげが眼球にあたってしまう「眼瞼内反症」のことがあります。
眼瞼内反症とは?
下眼瞼(まぶた)には眼球を支える瞼板という組織があります。
そこに、眼球の動きにそってまぶたが動くように下眼瞼牽引筋腱膜という組織がついています。
加齢によって、牽引筋腱膜がゆるんだり、下眼瞼の横方向(水平方向)の緩みができるとバランスが悪くなり、
瞼板が眼球側に回転して眼瞼の皮膚やまつげで眼球がこすられます。
眼球(とくに角膜=くろめ)に傷がつき、ころころとした違和感があったり、まつげなどの刺激で涙がでたりします。これが眼瞼内反症という状態です。
どうすればいいの?
眼瞼内反症では、
(1)下眼瞼の皮下で、透明なナイロン糸をかけて牽引筋腱膜を引き上げ、水平方向をしめるようにする方法、
(2)下眼瞼を傷跡が目立たないように水平方向に切開し、伸びた牽引筋腱膜を瞼板に縫合する方法があります。
いずれも局所麻酔の注射をして手術します。
高血圧や心臓病など持病のある方はお薬手帳、検査結果など病状のわかるものを必ずご持参ください。
▼逆まつげ? 子供編 ~睫毛内反症について~▼
お子さんの目にどうも涙が多い、めやにが時々出る、外に出るとまぶしがる時がある、
といったような症状はありませんか?
ひょっとしたら、逆まつげ(睫毛内反症)かもしれません。
大切な「目」のこと、是非ご相談ください。
睫毛内反症とは?
アジア人に多いといわれている睫毛内反症は、皮膚や眼輪筋にまつげがおされたり、
下眼瞼牽引筋腱膜の一部が生まれつき長いため、睫毛付近の皮膚を下側に引っ張る力が弱く、発症します。
お顔の成長とともに改善されることも多いのですが、なかには改善されず、
まつげによって眼球(とくに角膜=くろめ)に傷がつき、涙がでたり、ころころしたり、
時にはまぶしくて眼が開けられないという状態になることもあります。
どうすればいいの?
睫毛内反症では、
(1)眼瞼皮下と結膜側にわたって皮膚と結膜のあいだに瘢痕(きずあと)を作るように透明の糸をかけて睫毛の向きを矯正する方法、
(2)眼瞼の皮膚を横方向に切開、余っている皮膚と眼輪筋を切除、下眼瞼索引筋腱膜を短縮して睫毛の向きを矯正する方法があります。
(1)の方法では、上眼瞼を「ふたえ」にしたときのような「しわ」がしばらく残ります。徐々にそのしわは目立たなくなります。
(2)の方法では、下眼瞼に傷跡は残りますが将来しわができる方向と同じなので目立たなくなります。
手術は局所麻酔の注射をして行います。
当院では注射が我慢できる年齢から手術が可能となります。